【2025年最新版】BtoBリード獲得に強いWebメディア12選と成功のポイントを解説

【2025年最新版】BtoBリード獲得に強いWebメディア12選と成功のポイントを解説

BtoBビジネスにおけるリード獲得は、企業の成長に不可欠な要素です。しかし、多くの企業が「どのように見込み客にリーチすればよいか」という課題を抱えています。

本記事では、BtoBリード獲得に特化したWebメディアの種類やメリット、そして成功に導くためのポイントを網羅的に解説します。

マーケティング×営業施策3点セット

1. BtoBリード獲得のWebメディア活用とは

BtoBリード獲得におけるWebメディア活用とは、自社のオウンドメディアやホームページとは別に、外部のWebメディアに自社のコンテンツやサービスを掲載・露出させることでリード(見込み客)を獲得する手法を指します。

具体的には、ホワイトペーパーやサービス資料、セミナー情報などをメディアに掲載し、それに興味を持ったユーザーに資料をダウンロードしてもらうことで、氏名や会社名、連絡先といった情報を獲得します。

外部のメディアに掲載することで、自社だけではリーチできない層に効率的にアプローチできるため、多くの企業が取り入れている効果的なマーケティング手法の一つです。

2. BtoBリード獲得でWebメディアを活用するメリット

外部のWebメディアを活用したリード獲得には、どのようなメリットがあるのでしょうか。主な3つのメリットを解説します。

2.1 認知拡大

多くのWebメディアは、特定の業界や職種に特化しています。そのため、自社のターゲット層が利用しているメディアを選んで出稿することで、より質の高いリードを効率的に獲得できます。

たとえば、営業支援ツールを開発している企業が「ITトレンド」のような比較サイトに掲載すれば、まさにツールの導入を検討している企業の担当者から資料請求がきます。逆に、人事担当者が中心のメディアに掲載しても、ほとんど効果は見込めないでしょう。

このように、メディアの特性に合わせて出稿先を選ぶことで、商談や成約につながりやすい確度の高いリードを獲得できます。

2.2 自社だけではリーチできないリードにアプローチできる

自社のWebサイトやSNSだけでは、どうしてもリーチできる範囲に限界があります。自社サイトへの流入だけを待っていても、まだあなたの会社を知らない潜在的な顧客にはアプローチできません。

Webメディアはすでに多くのユーザーを抱えているため、自社がアプローチできていなかった潜在的な見込み客にも効率的に情報を届けることができます。加えて、メディアのブランド力や信頼性も活用できるため、リードの獲得率向上にもつながります。

2.3 リソース不足でも効率的にリードを獲得できる

Webメディアへの出稿は、基本的にコンテンツ制作や掲載後の運用をメディア側が代行してくれるケースが多く、自社の運用工数を大幅に削減できます。

コンテンツを制作し、メディアに掲載依頼するだけでリード獲得の仕組みを構築できるため、マーケティング専任の担当者がいない企業や、リソースが不足している企業でも取り組みやすいのが大きなメリットです。

3. BtoBリード獲得メディア一覧

BtoBのリード獲得に強い代表的なWebメディアを紹介します。

(1)マーケメディア

マーケティング担当者向けの資料掲載・ウェビナー告知メディアです。マーケティング関連の専門性が高く、リード獲得に強みがあります。

メディアURLhttps://marke-media.net/
運営会社株式会社アイティ・メディア
所在地東京都品川区

(2)メディアレーダー

広告やマーケティング、プロモーションの担当者向けに特化した掲載メディアです。多岐にわたるジャンルの資料が掲載されています。

メディアURLhttps://media-radar.jp/
運営会社株式会社メディアレーダー
所在地東京都渋谷区

(3)ferret

マーケティングメディアとして有名で、記事広告やホワイトペーパーの掲載が可能です。幅広い層にリーチできるのが特徴です。

メディアURLhttps://ferret-plus.com/
運営会社株式会社ベーシック
所在地東京都千代田区

(4)ビジネス+IT

ITやビジネスに関する専門的な記事を掲載しており、情報システム部門や経営層にリーチしやすいメディアです。

メディアURLhttps://www.sbbit.jp/
運営会社株式会社SBクリエイティブ
所在地東京都港区

(5)日経XTECH Active

ITやテクノロジー分野の専門メディアです。IT関連の商材を扱う企業におすすめです。

メディアURLhttps://active.nikkeibp.co.jp/
運営会社株式会社日経BP
所在地東京都港区

(6)ITトレンド

IT製品の比較サイトです。製品カテゴリごとに資料請求が可能で、比較検討段階にある質の高いリードを獲得できます。

メディアURLhttps://it-trend.jp/
運営会社イノベーション株式会社
所在地東京都渋谷区

(7)ITreview

ユーザーレビューを基にしたIT製品の比較サイトです。実際に利用しているユーザーのレビューを強みとしています。

メディアURLhttps://www.itreview.jp/
運営会社アイティクラウド株式会社
所在地東京都港区

(8)シラレル リード獲得プラス

法人向けサービス専門の比較・資料請求サイトです。月額固定費で多数のリードを獲得できます。

メディアURLhttps://demand-services.microad.jp/btob-lead-generation/lp
運営会社株式会社マイクロアド
所在地東京都渋谷区

(9)BOXIL SaaS

SaaSに特化した比較サイトです。SaaS企業のリード獲得に特におすすめです。

メディアURLhttps://boxil.jp/
運営会社スマートキャンプ株式会社
所在地東京都港区

(10)ITmedia

IT分野の総合メディアです。幅広いIT関連の情報を網羅しており、IT業界の多岐にわたる層にリーチできます。

メディアURLhttps://www.itmedia.co.jp/
運営会社アイティメディア株式会社
所在地東京都千代田区

(11)TECH+

マイナビが運営するIT専門メディアです。IT技術者や企業の情報システム部門向けです。

メディアURLhttps://news.mynavi.jp/techplus/
運営会社株式会社マイナビ
所在地東京都千代田区

(12)ビズクロ

営業・マーケティング、人事、総務、DXなど、企業の課題解決をテーマにしたメディアです。幅広い業種の担当者にアプローチできます。

メディアURLhttps://bizx.chatwork.com/
運営会社株式会社ビズクロ
所在地東京都港区

​4. BtoBリード獲得で外部メディアを活用する注意点

外部メディアを活用する際には、メリットだけでなくいくつかの注意点もあります。

4.1 狙ったターゲットが獲得できない場合がある

メディアによっては、幅広い層が利用しているため、必ずしも自社が求めるターゲット層に絞ってリードを獲得できるとは限りません。

出稿する前に、そのメディアの読者層やコンテンツの傾向をしっかり確認し、自社のターゲットと合致しているかを見極めることが重要です。

4.2 リード獲得件数が保証されていない場合がある

多くのメディアは、掲載したからといって一定のリード件数を保証しているわけではありません。

掲載するコンテンツの質や、競合の多さ、メディアとの相性によって獲得件数は大きく変動します。特に固定料金型のプランの場合、期待していたほどの成果が出ないリスクも考慮しておく必要があります。

​​5. BtoBリード獲得で外部メディアを活用するポイント

外部メディアで成果を出すためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

5.1 まずはスモールスタートでテスト導入する

多くのメディアには「成果報酬型」や「固定料金型」など、複数の料金プランがあります。

初めて外部メディアを活用する場合、まずは成果報酬型で少額からテスト導入するのがおすすめです。実際にリードが獲得できるか、その質はどうかを検証し、効果が見込めるメディアに本格的に投資をしましょう。

5.2 メディア担当者とターゲットや目標をすり合わせる

出稿する前に、メディアの担当者と自社のターゲット層や獲得したいリードの質、目標件数などを細かくすり合わせることが重要です。

メディアの担当者は、そのメディアの強みや読者層を熟知しています。事前の打ち合わせでしっかりと連携を取ることで、より効果的な企画やコンテンツを提案してもらえる可能性が高まります。

5.3 社内の営業体制と連動して運用する

リードを獲得しても、その後の営業活動に繋がらなければ意味がありません。

獲得したリードの質や、その後の商談への繋がりやすさを検証するために、インサイドセールスや営業担当者と連携する仕組みを構築しておきましょう。メディアごとにリードの質を評価し、フィードバックを共有することで、より効果的な施策へと改善できます。

5.4 特定のメディアだけでなく複数メディアで試してみる

自社サービスやターゲットとの相性は、実際に試してみないとわかりません。一つのメディアで成果が出なかったからといって、外部メディア自体が合わないと決めつけるのは早計です。

複数のメディアを試すことで、自社に合ったメディアが見つかる可能性が高まります。また、異なる業界や属性の人をターゲットにしている場合は、複数のメディアに出稿することで、より幅広い層にアプローチできます。

6. 自社で実施可能なリード獲得方法

外部メディアの活用と並行して、自社で実施できるリード獲得施策もいくつかあります。代表的なものを紹介します。

6.1 オウンドメディア運営

自社でブログや記事を継続的に発信し、見込み客をサイトに集める手法です。

オウンドメディアの最大のメリットは、中長期的に安定したリード獲得が期待できる資産になる点です。潜在顧客の課題を解決するような役立つコンテンツを提供することで、自社サイトへの集客を図ります。

質の高いコンテンツは検索エンジンからの評価も高まり、一度制作すれば継続的にリードを生み出す「資産」として機能します。

6.2 SNS運用

X、Facebook、LinkedInなどのSNSを活用し、企業アカウントを通じて情報を発信し、コミュニティを形成する手法です。

SNS運用最大のメリットは、潜在的な見込み客の発掘やナーチャリングに繋がる点です。

ユーザーとの直接的なコミュニケーションを通じて関係性を深めることができるため、見込み客の信頼を構築しやすくなります。また、リアルタイムな情報発信やキャンペーンを通じて、自社サービスへの興味・関心を高めることも可能です。

6.3 Web広告出稿(インハウス運用)

リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などを自社で運用し、Webサイトへの集客を行う手法です。

Web広告出稿は、特定のキーワードやターゲット層に絞って集中的にアプローチできるため、即効性が高く、短期間でリード獲得に繋げられるのが大きなメリットです。また、自社で運用することで予算やターゲティングを柔軟に調整し、PDCAを迅速に回すことができます。

6.4 ウェビナー、カンファレンス、展示会などのイベント

ウェビナー、カンファレンス、展示会などのイベントは、参加者と直接コミュニケーションを取りながらリードを獲得する有効な手法です。オフラインだけでなく、オンラインで開催されるイベントも有効です。

イベント施策はリードを効率的に獲得できることに加え、直接コミュニケーションを図れるため、参加者の課題やニーズをその場で深くヒアリングできます。その結果、質の高い商談につなげやすいという点が大きなメリットです。

7.  まとめ

本記事では、BtoBリード獲得におけるWebメディア活用のメリットや注意点、成功のポイントを解説しました。

外部メディアの活用は、自社だけではリーチできない層に効率的にアプローチできる非常に有効な施策です。しかし、やみくもに出稿するのではなく、自社のターゲットを明確にし、まずはスモールスタートで検証を重ねることが成功への鍵となります。

自社のリソースだけでは施策を回しきれない、より効率的に成果を出したいとお考えでしたら、ぜひ弊社のサービスをご検討ください。

マーケティング×営業施策3点セット

この記事の著者

吉田 博騎

吉田 博騎 代表取締役

大学在学中にバックパッカー(訪問カ国数55カ国)を経て、2020年にBtoBマーケティングコンサル&BPOの会社に入社。その後、コンサルティング担当&実行担当、年間70社以上を支援経験。また、入社1年目で新人歴代最高売上を達成し新人賞受賞、入社2年目で第3クオーターMVP・第4クオーターMVP ・年間MVP受賞/最速課長昇格など、数々の賞を受賞。その後、2023年に株式会社マーケティングコミットを設立。