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フリーランスの収入相場はいくら?職種別のリアルな単価を公開
フリーランスとして働くことを検討する際「実際にどれくらいの収入が見込めるのか」は多くの人が気になるポイントです。会社員と異なり、フリーランスの収入は職種や経験、契約形態によって大きく変動します。本記事では、調査データや実際の発注事例をもとに、フリーランスの平均年収や職種別の収入相場、さらにリアルな業務単価までを具体的な数字で整理します。収入の目安を把握する参考にしてください。
フリーランスの平均年収
フリーランスの収入は、職種・経験・稼働時間・契約形態によって幅があります。そのため、まずは調査データに基づく平均年収を把握し、現実的な収入レンジを理解することが重要です。
本記事では、三菱UFJ銀行の「フリーランスの年収・収入事情」の考え方を踏まえつつ、フリーランス白書2025のデータに基づいて平均年収を紹介します。
【職種別】フリーランスの収入相場
フリーランスの収入は職種によって大きく異なります。以下は職種別の想定年収の目安です。いずれも案件内容や経験によって前後する点を前提にしてください。
▼職種別|想定年収の目安一覧
| 職種 | 想定年収の目安 | 主な業務内容の例 |
|---|---|---|
| マーケター職 | 600万〜900万円 | マーケティング戦略立案、施策設計、KPI管理 |
| エンジニア・プログラマー | 700万〜1,000万円 | システム開発、アプリ開発、設計・実装 |
| クリエイティブ職 | 400万〜800万円 | Webデザイン、ライティング、コンテンツ制作 |
| コンサルタント職 | 1,000万円以上 | 事業戦略立案、業務改善、経営支援 |
※上記はあくまで一般的な相場であり、稼働時間、案件規模、専門性によって変動します。
参考:フリーランスの年収は?職種別の平均手取り相場や収入アップの方法を紹介
マーケター職の収入相場
マーケター職は、企業の売上や集客に直結する役割を担うため、比較的高単価になりやすい傾向があります。マーケター職は月額50〜80万円前後が多く、年収換算で600〜900万円程度が目安です。B2Bマーケティングや戦略設計など上流工程を担える場合は、さらに高い収入水準になるケースもあります。
エンジニア・プログラマーの収入相場
エンジニア・プログラマーはフリーランス市場の中でも需要が高く、安定して高単価案件が存在します。月額60万〜90万円程度の案件が多く、年収では700〜1,000万円前後が想定されます。要件定義や設計など上流工程に関わるほど、単価は上がりやすくなります。
クリエイティブ職の収入相場
Webデザイナーやライターなどのクリエイティブ職は、案件単価の幅が広いのが特徴です。年収の目安は400〜800万円程度で、制作物の難易度や継続案件の有無によって大きく前後します。ディレクションや企画設計まで担当できる場合は、収入を伸ばしやすくなります。
コンサルタント職の収入相場
コンサルタント職は、戦略立案や課題解決といった高付加価値業務を担うため、高年収帯に位置します。月額100万円を超える案件も多く、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。ただし、専門性や実績が強く求められるため、経験による差が大きい職種でもあります。
【独自データ】リアルなフリーランスの業務単価を公開
ここでは、実際に企業が発注しているフリーランス案件の単価データをもとに、職種別の業務単価を整理します。理論上の相場ではなく、実務の現場で動いている金額を把握することで、より現実的な収入イメージを持つことができます。
【主な特徴】
- 上流工程・設計・マネジメント系の職種は時給5,000円以上が中心で、稼働時間が比較的少なくても安定した収入を得やすい傾向があります。
- 制作・実行系の職種は単価が抑えられやすい一方、稼働時間を確保しやすいため、案件の組み合わせ次第で収入を伸ばすことが可能です。
- 月額固定契約は収入の見通しが立てやすく、納品形式は単発でも高額になりやすいという特徴があります。
- 同じ職種であっても、業務範囲(実行か、設計・ディレクションか)によって単価差が大きく出る点が、フリーランス市場の特徴といえます。
▼職種別|リアルな業務単価一覧サマリ:単価から見える傾向
| 分類 | 職種 | 想定単価 | 必要稼働時間の目安 | 想定収入 | 契約形態 |
|---|---|---|---|---|---|
| 戦略・コンサルティング | 事業戦略コンサルタント | 10,000円〜/時間 | 30〜50時間/月 | 月額300,000円〜 | 月額固定 |
| 戦略・コンサルティング | B2Bマーケ・営業戦略ディレクター | 5,000〜8,000円/時間 | 50〜60時間/月 | 月額250,000〜480,000円 | 月額固定 |
| Web制作 | Webサイト制作ディレクター | 4,000〜6,000円/時間 | 50〜60時間 | 200,000〜360,000円/案件 | 納品形式 |
| Web制作 | LP制作ディレクター | 3,500〜4,500円/時間 | 20〜35時間 | 70,000〜157,500円/本 | 納品形式 |
| Web制作 | Webデザイナー/コーダー | 個別見積 | 内容により変動 | 50,000〜300,000円/本 | 納品形式 |
| Web制作 | Webサイト運用ディレクター | 3,000〜4,000円/時間 | 20〜40時間/月 | 月額60,000〜160,000円 | 月額固定 |
| コンテンツ制作 | コンテンツマーケ・プランナー | 4,000〜6,000円/時間 | 50〜60時間 | 200,000〜360,000円/案件 | 納品形式 |
| コンテンツ制作 | ライター(SEO・PRなど) | 内容により変動 | 本数により変動 | 30,000〜60,000円/本 | 納品形式 |
| コンテンツ制作 | 資料制作スペシャリスト | 内容により変動 | 内容により変動 | 200,000〜450,000円/本 | 納品形式 |
| CRM/デジタルマーケ | CRM(MA・SFA)運用ディレクター | 5,000〜6,000円/時間 | 40〜50時間/月 | 月額200,000〜300,000円 | 月額固定 |
| CRM/デジタルマーケ | メールマーケ担当 | 3,000〜3,600円/時間 | 20〜30時間/月 | 月額60,000〜108,000円 | 月額固定/納品 |
| CRM/デジタルマーケ | 広告運用ディレクター | 3,000〜5,000円/時間 | 金額により変動 | 運用費の20〜30% | 成果連動 |
| 営業支援 | インサイドセールスMgr | 4,000〜6,000円/時間 | 50〜60時間/月 | 月額200,000〜360,000円 | 月額固定 |
| 営業支援 | インサイドセールス(実行) | 2,500〜3,600円/時間 | 80〜160時間/月 | 月額200,000〜576,000円 | 月額固定 |
| イベント運営 | イベント/ウェビナーディレクター | 4,000〜5,500円/時間 | 30〜40時間/月 | 月額120,000〜220,000円 | 月額固定 |
| SNS運用 | SNS運用ディレクター | 4,000〜5,000円/時間 | 40〜70時間/月 | 月額160,000〜350,000円 | 月額固定 |
| SNS運用 | SNS運用メンバー | 2,000〜3,000円/時間 | 40〜60時間/月 | 月額80,000〜180,000円 | 月額固定 |
※こちらの金額は目安であり、プロジェクトの難易度や専門性によって柔軟に変動します。
フリーランスで働くメリット
フリーランスとして働くことには、会社員にはない自由度や可能性があります。働き方や収入面において、自分で選択できる範囲が広がる点が大きな特徴です。
- 働き方や案件を自分で選べる
フリーランスは、勤務時間や働く場所、受ける案件の内容を自分で選択できます。得意分野や興味のある分野に集中しやすく、自分のライフスタイルに合わせた働き方を実現しやすい点は、大きなメリットです。
- スキルや成果が収入に反映されやすい
会社員の場合、給与は評価制度や年功の影響を受けることがありますが、フリーランスではスキルや成果が報酬に反映されやすくなります。専門性を高め、成果を出し続けることで、収入を伸ばしていくことが可能です。
- 高収入を目指しやすい
職種や分野によっては、会社員以上の年収を目指すことも可能です。特にITやマーケティング、コンサルティングなどの分野では、高単価案件が多く、経験を積むことで収入の上限を引き上げやすくなります。
- 仕事の幅を広げやすい
フリーランスは複数のクライアントと関わる機会が多く、さまざまな業界やプロジェクトを経験できます。業務を通じて知見や人脈が広がり、次の案件獲得やキャリアの選択肢を増やしやすくなります。
- キャリアを主体的に設計できる
実務中心で働くか、設計やマネジメントへシフトするかなど、自身の志向に合わせてキャリアを柔軟に設計できる点も、フリーランスならではのメリットです。
フリーランスで働くデメリット
一方で、収入が不安定になりやすい点や、営業・契約・税務などを自分で管理する必要がある点はデメリットといえます。これらを理解したうえで、計画的に準備を進めることが重要です。
- 収入が不安定になりやすい
案件の有無や契約終了によって、収入が大きく変動する可能性があります。
- 社会保障や福利厚生が手薄になる
健康保険や年金などを自己管理する必要があります。
- 営業・契約・事務作業の負担
営業活動や請求、確定申告なども自分で対応する必要があります。
- スキルや実績が収入に直結しやすい
市場価値が下がると単価も下がるため、継続的な学習が求められます。
- 孤独感や不安を感じやすい
一人で仕事を進める時間が長くなり、相談相手が少なくなりがちです。
フリーランスの年収を上げるためのポイント
フリーランスとして収入の壁を突破するためには、単に作業量を増やすだけでは不十分です。重要なのは、自分の時間を切り売りする働き方から脱却し「自分の価値(単価)を高める動き」を意識することです。単価を上げる視点を持つことで、同じ稼働時間でも年収を大きく伸ばすことが可能になります。
1. 収入が増加しやすい職種を選択する
戦略立案、CRM設計、B2Bマーケティングなど、専門性が高く、企業の利益に直結しやすい職種は、高単価な案件が多い傾向があります。単純な作業代行ではなく、事業成果に関わる領域を担えるほど、報酬水準は上がりやすくなります。自分の経験や強みを活かしつつ、より付加価値の高い職種へシフトすることが、年収向上の近道です。
2. 知識やスキルの習得を怠らない
フリーランスとして選ばれ続けるためには、常に最新のトレンドや技術をアップデートする姿勢が欠かせません。AIツールの活用、新しいマーケティング手法、最新のSaaSツールへの理解など、時代の変化に対応できるかどうかが単価に直結します。また、ライティング×SEO×データ分析のように、複数のスキルを掛け合わせることで、代替されにくい希少価値の高い人材になることができます。
3. 売上げ(成果)につなげることを意識する
クライアントが最も重視しているのは「何をやったか」ではなく「どんな成果が出たか」です。記事を作成した、サイトを制作した、という事実だけでなく、その結果として何件のリードを獲得できたのか、どれだけ業務効率が改善されたのかといった実利にコミットする姿勢が、高い信頼と報酬につながります。成果を言語化し、説明できることが単価アップの大きな武器になります。
4. マネジメント・ディレクション職へシフトする
個人の作業には時間の限界がありますが、チームやプロジェクト全体を動かすマネジメントやディレクションの立場に回ることで、レバレッジを効かせることが可能になります。例えば、インサイドセールスの実行担当から構築・マネジメント担当へ、ライターから編集長・ディレクターへ、コーダーからWeb制作全体の管理役へ、デザイナーからWebディレクターやプロジェクトマネージャーへと役割を広げることで、収入構造は大きく変わります。
実行メンバーが時給2,500円前後であるのに対し、マネジメント層では時給5,000〜10,000円を超えるケースも珍しくありません。さらに、人を動かし、プロジェクトを完遂させるディレクション能力は、業界を問わず需要の高いスキルであり、市場価値を大きく高める要素となります。
まとめ
本記事では、フリーランスの収入相場を職種別に整理し、リアルな単価データや収入を伸ばすためのポイントまで詳しく解説しました。
フリーランスの収入は、職種や役割、経験、働き方によって大きく異なります。そのため、自分の強みや志向に合った領域を選び、専門性を高めることが重要です。また、単に稼働時間を増やすだけでなく「自分の価値(単価)を高める動き」を意識することで、同じ時間でも高い年収を実現できます。
理想の年収を目指すためには、需要の高い職種や高付加価値な領域へのシフト、スキルの継続的アップデート、そして成果につながる仕事の姿勢が不可欠です。さらに、プロジェクト全体を見渡す視点を持ち、マネジメントやディレクションといった上流工程に関わることで、収入の壁を突破することも可能になります。
フリーランスとしてより実践的なスキルや成果を追求し、収入をさらに伸ばしていきたい方は、次のステップとして マーケティングコミットサロン もぜひご検討ください。
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